開始時刻 午前11時10分

 

○市長発表事項

なし

○その他

【記者】
土曜日にTGC teen ICHINOSEKI 2023およびTGC teen ICHINOSEKIFES 2023が開催された。
今回開催しての総体的な感想を聞きたい。
【市長】
当日は、天候に恵まれて多くの若い方たちに来ていただいた。また、ご家族の方にも来ていただいて、皆さん大変喜んでもらったと思っている。
当初TGC teenをやろうと思った目的とねらいはあったが、実際、屋外と屋内の部に携わった方に、アンケートを実施しようと思っている。
全体的な総括はその声を聞いた上でまとめなくてはいけない。現時点では、終日会場にいた感覚と、実際私どもがいろいろと話をした方たちからの声だけで申し上げれば、良かったと思っている。
特に若い方からは、良かったという話をいただいているし、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんからもそういった話をいただいた。
出店など屋外で行ったイベントの一つの要素には、市内のいろいろなものを提供し情報発信していくという目的があるが、キッチンカーなど出店された店舗の方からは、今までいろいろなイベントに行ったが、今までで一番の売り上げだったという話を聞いた。そうした意味でも、良かったと思った。また、無事にできたことが一番ありがたい。

【記者】
屋外のオープニングトークで一関市出身の小松彩夏さんに観光大使をお願いしたが、どういう理由で小松さんだったのか。
【市長】
観光大使やふるさと大使などいろいろなのがあり、全国の自治体でも取り組んでいるが、これまでも一般質問の中でそうしたものやらないのかとアクションをいただいていた。
そういった方法もあると思っていたが、私が市長になってからはずっとコロナだったので、そういった外向けのアナウンスに取り組む感覚ではなかった。
5月8日に感染症法上の分類も変わり、行動規制も無くなり、いろいろな動きが出てくるので、そうしたものを運用していくのはありだと思っていた。
一関出身、ゆかりの方は多くおり、内部で協議はしていたが、TGC teenが一つのきっかけになった。小松さんは若い方たちへの訴求力があるので、第1号としてありだと思った。
その他にも現役のプロスポーツ選手やいろいろな分野で活躍されている方がいるが、シビアな世界で戦っているので、これから先、いろいろな場面でそうした方たちを応援することもあるので、そうした時に相手方の意向などを確認できれば、第2号第3号も出てくると思う。

【記者】
東京ガールズコレクションPR事務局からの発表だったと思うが、屋内は延べ約3600人、屋外は延べ約1万1000人の方に来ていただいた。
その他にSNSなどユーチューブを見た方も含めると、約56万人という数字が出ている。この数字について市長としてはどのように受けとめるのか。
【市長】
TGC teenを一関でやろうと思った目的とねらいの一つは、情報発信。 
直接行くだけでなく、SNSなどの媒体を使う情報発信。視聴者数はW TOKYOで集計された数だが、そのぐらいはいくだろうと思っていた。
屋内の3600人は、有料チケットの販売数。
その他、おそらくTGC teenを開催したいと思っている自治体の方たちも視察に来ていた。
屋外の1万1000人について、人数カウンターを設置し、実際に来た人の数を把握していた。また、当日のチラシ配布数などから割り出した数。
農業祭や商工祭の来場者数から比べると、ちょっと遠慮した数だが、妥当な数だと思う。

【記者】
農業祭や商工祭よりは多かったのか。
【市長】
農業祭は、来場者の数をカウントしていた。感覚としては、おそらく農業祭よりはあったという感じはする。その比較でいくと、1万1000人はかたい数字だと思う。

【記者】
小松さんの任期は何年か。
【市長】
2年間。

【記者】
TGC teenが開催され、若者にとっては思い出になったり、一関の知名度上がったり、そういった効果はあったと思うが、これからどう生かしていくのか。
【市長】
記者発表会や当日のオープニングの際に話したが、人口減少に対する処方せんの一つに若者活躍女性活躍があり、その若者活躍女性活躍は、若い人たち、特に女性の方が自分の住んでいるところでやりたいことをやりたいようにやれること。そうなると、自分が住んでるところが嫌じゃなくて、まあまあいいかなと思ってもらうことが一つ。
もう一つは、学校の勉強、仕事、家事、育児を頑張ろうと思ってもらうこと。
頑張ろうと思うためには、遠足とか修学旅行ではないが、何か楽しみがなくてはいけない。
少なくとも、来場した方、その他の方法で見ることができた方は、それが満たされたのではないかと思う。
しかし、これは一過性でしかなく、この先もつなげていく必要がある。
TGC teenの屋内の方は、ワクワク感、ドキドキ感や情報発信だが、屋外の方はむしろ私ども行政としての仕込み部分はいっぱいある。
一番は、地元として推進委員会を設置したが、その推進委員会に若い方、女性の方たちが構成員として、多く入るようにした。
部会自体は三つに分けたが、ブース、イベント、総務広報。実際あそこのエリアを使って何をどうしたいのか、皆さんたちに決めていただいた。そこが大事だと思っている。高専、一関修紅、一関学院高校、業者などが本来の仕事とは違うことに携わっていただいた。
そういった若い方を含めた多くの人たちが、一つのフィールドでいろいろなことをやった。
1日ではあったが、それに至るまでの間にいろいろなことを経験し、行ってきた人たちが自分ごととして、次に何か別なことをやるときに生かしてもらえばいいと思っている。

【記者】
相手方とか財源が関係すると思うが、継続開催は考えているのか。
【市長】
来場者は良かったと話していたので、またやりたいと思っている。
ただし、議会の質問でお答えしたが、開催するには、二つ必要なものがあると思っている。
一つは1回やってみて、認知していただけたのか。企業版ふるさと納税という、市の一般財源以外の部分の財源割合が大きく、特定財源とはいえ、大きな事業費をかけて行うのにふさわしいかどうか、判断する必要があると思う。
もう一つは、スポンサーが必要なこと。市の一般財源だけでまたやることはできない。
今回のふるさと納税はSHOEI様だったが、再びふるさと納税をしてくれる企業が必要になる。この二つが欲しい。
この二つが揃うように努力をしていくのは私どもの仕事になる。


【記者】
W TOKYOから今回の評価について何か聞いているのか。
【市長】
W TOKYOからは非常に高い評価をいただいた。
TGC teenは、東北・北海道では初めての開催となった。TGCの地方開催は復興がらみで福島で1回あったらしいが、TGC teenは埼玉のスーパーアリーナより北では、おそらく初めての開催になった。
また、TGC teenは今まで小規模な会場で開催していたが、今回のように規模を拡大しての開催は初めてだったと思う。それから、自治体がストレートに絡んでの開催は、ほとんどないと思う。ふるさと納税を使って招へいしたのも初めてだと思う。
W TOKYOとしても初めてづくしだったと思う。
無事に終えられたこと、チケットも1、2分で売り切れたこと。彼らとしても、やったかいがあったという話を直接伺った。
前の日の金曜日に、W TOKYOが株式市場の上場を発表され、その対応のため、社長さんは来なかったが、ナンバーツーやナンバースリーの方に来ていただいた。
彼らとしても随分手応えを感じたようだった。高い評価をいただいたと思っている。

 

以上

閉会時刻 午前11時29分