令和4年7月11日一関市長定例記者会見概要
開始時刻 午前11時00分
○市長発表事項
なし
○その他
■参議院議員通常選挙について
【記者】
岩手選挙区の結果についての受け止めと、本県初の女性参議院議員が誕生したが、女性の政治参加についての考えを聞きたい。
【市長】
岩手選挙区の結果については、自民党が30年ぶりに議席を得たことと、岩手県では初めての女性参議院議員が誕生した選挙だった。
昨年の衆議院議員選挙岩手3区では自民党の議員が当選した。今回の選挙でも自民党が30年ぶりに議席を得たことは事実として受け止める。岩手県では初めての女性参議院議員の誕生については、時代の流れとしてはありの話だと思う。当選した広瀬さんが女性や若者の活躍と人口減少について話していたと聞いたので、その点に関しては、私も同じことを言っているので、その文脈だけ見れば理解できる部分がたくさんあると思う。
【記者】
8日と9日に立憲民主党の小沢一郎議員が一関市内で街頭演説を行った。演説の中で最初に人口減少の問題について話していた。人口減少は最大の課題だと県内の首長は口をそろえて言っている。地方自治体は人口減少対策で苦労していると訴えていた。
人口減少問題に対して当選した広瀬さんへどういった点を期待したいか。
【市長】
小沢議員の演説については、新聞でしか内容を把握していない。人口減少について話していたことは初めて知った。
県内のどの首長も人口減少問題が一番の課題だと言っているということだが、記憶では自分は昨年からずっと言っている。一方、それまでは人口減少が一番の課題だと言っていた方はいなかったと思う。コロナ感染症に関してはどの首長も話していたが、それ以外のことについて言っていた方は、特に見当たらなかったと思う。認識が広まったのか、現実が顕著になって各自治体の関心が高まったのだと思う。
広瀬さんへ期待することは、具体的な対策について考えを聞きたい。各市町村で状況が違うので、対応策の内容は違ってくると思う。
【記者】
岩手県選出議員選挙に係る一関市での投票率は54.69パーセントとなった。参議院議員選挙の投票率は低い傾向だが、今回はかなり低い結果となった。昨年の一関市議会議員選挙も含めて投票に結びつかない現状に対する考えを聞きたい。
【市長】
一関市の投票率については、新聞を見て分かった。全国的に投票率は低い結果となっている。一関市は5ポイントほど低くなっており、他の県内自治体と比べても顕著だったと思っている。こういった状況となった理由については、現状を把握したばかりなので、今のところ話すことはできない。
投票率を上げていくのは、選挙管理委員会が取り組むことだが、これまでいろいろな対策を講じている。投票しやすい環境をつくるため、期日前投票、共通投票所の設置、投票所までの移動手段の確保などを行っていることは承知している。そこに原因があるとは思っていない。選挙管理委員会が担っている役割ではない部分に原因があると思う。
【記者】
人口減も進んでいることもあり、投票所の集約を行っているが、特に高齢者などは投票しづらい状況になっているのではないか。
【市長】
私が総務部長の時に投票所の集約を行った。約120の投票所を60数カ所にしたと思う。県内では120という数字は、とても多い状況だった。60数カ所になったからといっても少ない訳ではなく、対人口割合から計算すると県内平均値と比較して十分な数となっている。加えて、共通投票所や移動投票所などを行っているので、評価できる部分だと思う。投票率の低下に関して、他の自治体と比較しても一関市選挙管理委員会はいろいろなことを行っているので、投票率低下の直接の原因にはならないと思う。
■選挙における候補者支持について
【記者】
市長は昨年および今年の国政選挙では特定の候補者を支持せず、中立の立場だったが、市民ファーストの市政運営ということから言えば、今後も国政選挙では特定の候補者を支持することはないのか。また、来年の県知事県議選でも特定の候補者を支持する考えはないのか。
【市長】
なぜ中立かという点について、私は一関市の首長であって一関市民のためになることをするために今の職にある。今回の選挙では5人が立候補した。投票結果を見れば、広瀬氏と木戸口氏が多くの票を獲得した。それぞれの候補者に対して考えを同じくする市民が、約半数ずついる。私が市政を行うべき対象とする市民は、それぞれの考えを持っていることになる。いろいろな考え方を持っている市民のために仕事をするので、中立の立場とした。来年の選挙もおそらく今回の投票結果と同じように考え方が分かれると思うので、中立になると思う。
以上
閉会時刻 11時15分
閉会時刻 11時15分
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