令和7年4月21日一関市長定例記者会見概要
開始時刻 午後4時
なし
【記者】
一ノ関駅東口工場跡地の利活用コンセプト案に対するパブリックコメントが実施されているが、現時点で寄せられた意見はあるか。
【市長公室長】
まだ始まったばかりで確認できていない。(4/22現在 実績はゼロ)
4月1日付けで一ノ関駅東口まちづくり株式会社が設立されたことに伴い、跡地の利活用方法について企業から問い合わせがあった。
【記者】
先日、平泉町で開催された世界遺産連携推進実行委員会での市長の発言の趣旨を教えてほしい。
【市長】
世界遺産に登録された資産を平泉町、奥州市、一関市、岩手県などが連携して盛り上げていこうという趣旨の会議で、令和6年度の決算と事業報告、令和7年度の予算と事業計画を審議した。世界遺産に登録された資産と、登録されていない追加登録・拡張登録を目指す資産を、「ひらいずみ資産」として盛り上げていきましょうという提案が県からあり、了承した。
私から発言したのは、世界遺産に登録された資産と、登録されていない資産について、今後の事業としての関連性について県に質問したもの。当然、両方が関連し合うので、観光サイドで計画し予算化しているものを紹介してほしいという趣旨だ。
【記者】
県立高校の再編に関する岩手県教育委員会の説明会があったようだが、管内だと一関工業高校と水沢工業高校が対象になっている。改めて市長の見解を聞きたい。
【市長】
説明会は令和8年度からの計画案に対する意見を聞いたものだと思っている。これまで示された内容では、圏域を超えた統合がありえること、小規模校を維持していこうという内容が論点だったと記憶している。それらについては、それなりに意見をしていこうと考えているが、この説明会で、一関工業高校と水沢工業高校の統合の話が出てくる場ではないと思っている。
議会の一般質問でも答弁しているように、人口が減っていく中で学校統合はやむを得ないが、どこにいても専門的な学びができるような場があることが必要だと話してきた。両磐ブロックも胆江ブロックも広いので、どこかに一つということだが、時代に合った中身、専攻科の設置や教育プログラムについてのことを申し上げたいと考えている。
【記者】
一ノ関駅東口工場跡地の利活用コンセプト案について、ITやAI、ロボティクスを活用したイノベイティブな企業を誘致していきたいという内容のようだが、このような発想に至った背景を教えてほしい。
【市長】
跡地の利活用に必要な機能として、公的な機能と賑わいの機能、イノベーションの機能の3つが必要だと考えていた。その中で、公的な機能と賑わいの機能は整理できるが、イノベーションについては、見当がつかないのでイノベーション構想検討委員会を設置した。委員は、一関高専の校長先生、日本加速器学会の会長の先生、東レの部長だった方、三菱地所の役員をされていた方の4名。一関市はILCの建設候補地になっており、加速器、測定器の研究者の方々とは以前からお付き合いがあった。加速器、測定器は最先端のテクノロジーであり、応用する分野が多い。関連するイノベーション分野が多いことを見越して、委員に就任していただいた経過がある。このような委員の顔触れによるところが大きい。
以上
閉会時刻 午後4時15分