開始時刻 午前11時00

○市長発表事項

なし 

 

○その他

【記者】
先週、県議会で知事が県内のJRの在来線について、沿線の自治体と連携会議を設置すると発表し、現在、関係する自治体との調整を進めていると発表したが、どのような会議か市で情報を得ているのか。位置付けや市長がメンバーに入るのか、或いは実務担当部署の部長など、そういった人たちが入るのか。
【市長】
県が考えている会議の組み立てを県の発表を追い越して私が言うわけにはいかない。どいった案というのは担当課から説明を受けている。一関市とすれば参加する意向ではある。
 
【記者】
県が連携会議を設置するとなれば、市単独で他の関係する自治体と同様の協議体を設けるということはしないのか。
【市長】
目的が違うと思う。現にJR線という関係であれば、奥州市が立ち上げた東北本線を含んだ県南の自治体で構成しているものがある。
もう一つは例えば大船渡線に特化して言えば、今は休止中ではあるが、利用促進協議会がある。
利用促進ということなのか、存続の主題とする協議の場なのか、或いは利便性向上を目的としたようなものなのか。今回収支の赤字が公表された大船渡線に特化した収支の赤字に起因した協議会を一関市が単独で立ち上げるつもりは今はない。
あくまでも県が立ち上げようとしているものの全体的な論点の中で地方ローカル線というものがいろいろと検討されていくと思う。
市単独の協議会を起ち上げない理由は、すでにあるということがまず1点目。それから、どのような目的に特化したものかを全体的な話を聞いて交通整理してからになる。
 
【記者】
県が設置する連携会議に対して一関市として何か期待しているか。
市長】
市として何か期待値や要望項目があって、そういった会議に入るというよりは、今般の県が立ち上げようとしているものは、恐らく、勉強会的な要素も結構あると思っている。
路線ごとの部門と全体のもので2階建てではないかと理解している。全体のものは具体的な要素があると思う。交通政策全般についてどのようにしていくか、そういった方向性がベースになってくると思う。それは全くありだと思っている。
 
【記者】
こういうのを県が主導してやるっていうこと自体はいいことだということか。
【市長】
はい。県内ではすでに3セク化した経験はあり、赤字というものを新幹線の代替のような措置もあれば、震災を機にした上下分離方式に入った経緯がある。そういった経験が県はあるので、私どもとしても一通り勉強して、大船渡線がどうあるべきかといったところを議論するのはありだと思う。
 
【記者】
JRが収支状況を公表した以降、個別にJRの担当者から市に説明を受けたり、協議したりしたことはあるのか。
【市長】
それに限ったものはまだ無いと認識している。
但し、JRとはいろいろな課題全般について話し合いの場を持っている。大船渡線に限らず、東北本線や一般質問で出された無人化のことなどだが、今後もそういった場を持っていこうと思っている。
 
【記者】
先日、利用促進策として陸中松川駅なのでイベントを行っているが、市として何か実施する考えはあるか。
【市長】
昨日一昨日は天候の関係で実施できなかったが、今後も続けてこうと思っている。
これは、JRといろいろな話し合い、情報交換の場の中から生まれてきたもの。私の方から臨時列車が出せないかという話を出したところ、JRからはできるという回答だった。
今回の臨時専用列車で利用促進、沿線の活性化や観光も含めて効果が出せると思っている。これからも続けたいと思う。
どういったお客様が申し込みをしたのか。猊鼻渓の方は、20人の募集に対して20人の申し込みだった。松川のバーベキューは20人に対して12人の申し込みだった。別な候補地が一関市にあるのか、観光振興、情報発信などいろいろなロジックの中でやっていきたい。
 
【記者】
コロナの関係で入国制限をしていたものを緩和する動きがあり、全国旅行支援が始まる。すでに観光シーズンに入っているが、一関市として期待することや取り組むことがあれば教えて欲しい。
【市長】
全国旅行割に合わせて「いちのせき宿泊応援割」を実施したが、今は終了している。延長するか検討したが、国の方で実施するという情報があり、市では踏み切らなかった。
但し、コロナ感染者全数把握の方法が変わり、コロナに対する皆さんの受けとめる感覚もだんだん変わってきた。新しいフェーズに入ってくると思っており、観光だけではなく、いろいろなイベント、行事や会議の持ち方など、これまで新しい日常と言われてきたことは、次の段階にまた入ると思っている。以前の状況に戻るのか、新しい日常を引きずっていくのか、その中間の新たな次元の違うものが出てくるのか、これまでの3年間の経験があるから得られていくものと思う。この変わり目に期待はしている。
 
【記者】
世界遺産の拡張登録について、関係自治体の代表者会議の日程、或いはそこに向けた県から自治体へ方針の説明のようなものはあったのか。
【市長】
今のところは、具体的な日程で何をしていきましょうといったところはない。
但し、夏場に開催された専門の先生方の検討委員会を受けて、翌週の記者会見の場で私から、これまでの経緯として、文化庁から平泉という世界遺産登録を進めるためには、周辺のものを、取り込めないと難しいという話があったことから、今に至っている。そういった経緯を踏まえれば、県と構成市町が文化庁に提出する推薦書素案に、そういった関連する拡張資産が含まれないのは、理解しがたいと話をした。
そういったことも受けて、当初は9月か10月に代表者会議や事務方の調整会議があり、次の段階にいく予定だったが、今そういった具体的な日程に入ってないというのは、そうしたところをいろいろ斟酌され、検討されていると推察している。
 
【記者】
事務方レベルでの呼びかけもないのか。
【市長】
事務方レベルのものはいくつか行っているようだ。
 
【記者】
先週のTGCの説明会について、開催趣旨以降の部分は非公開だったので、どのような質問や意見が出たのかは分からないが、出た質問や意見を聞いた市長の感想を聞きたい。
【市長】
説明会では、開催の目的、ねらい、趣旨について私から説明を行った。
その後、東京ガールズコレクション実行委員会の管理運営会社である「W TOKYO」の担当者から「TGC teen」ではこういったことをやってきたと説明があった。
その後、推進委員会の話をした。参加者から出た質問や意見は否定的なものはなく、開催の趣旨、ねらいに沿ったものにしていくための観点からの質問や意見はいただいた。
今月の末か来月初めに、推進委員会から自薦他薦をいただき、立ち上げたいと思っているが、開催日程など具体的なものはこれからなので、入口としては掴みにくいと思っている。
もう一つは、年に春秋2回ある東京ガールスコレクションは皆さん周知の通りだが、いわゆる地方開催となればいろいろ違う。
また、「TGC teen」は10代をメインターゲットにしているが、地方開催で地方創生という組み立てで開催するのは初めてらしい。加えて10万人都市で開催するのも初めてだと思うので、「W TOKYO」ではどう組み立てていくか、どう戦略を練っていくかいろいろ考えていると思う。
来年の春に向けて進めていく中で、いろいろな情報が入ってくれば、組み立てはできると思う。説明会に参加してもらった方には、市の産業振興、女性活躍や若者活力に関係する方だったので、入口の部分を理解していただくのは、大変ではないと思っている。
                                                                                              
以上
 
閉会時刻 午前11時20分