開始時刻 午前11時05

 

○市長発表事項

1 新型コロナウイルス感染症の感染に伴う市内の教育・保育施設の臨時休園について
【市長】
休園にする施設は、公立幼稚園が一つ、公立保育園が一つの2か所。休園の理由は、職員の感染によるもの。休園は本日5月10日とする。現在、一関保健所で濃厚接触者等の調査を行っているところ。おそらく午後の県の発表までには具体的に分かるので、それに応じた明日以降の職員体制等を整えて臨みたいと思うが、休園になるかはその時にはっきりすると思う。感染した職員については、本日、県から公表されるので、発表を待ちたい。
感染に至った経緯は、県外の陽性者の接触者にあたる。全国的に感染拡大が広がる中、これまで、市民の皆さんへ注意喚起を行ってきたが、今般、市職員が感染し、しかも教育、保育の重要な支援を行う施設での感染発生となり、心配しているところ。早急に職員体制を整えて施設利用者の受け入れを継続出来るように最大限の努力をしたい。
また、県からの発表を待って今後の対応について検討したい。

2 一関市プレミアム付商品券の発行について
【市長】
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市内の中小企業者、小規模企業者の支援と地域経済の早期回復を図るために一関市プレミアム付商品券の発行を行うこととなった。全部で12万セットを発行する。金額は7億8千万円となり、これまで市が発行した商品券の中では最大の金額となる。
商品券は1セットの額面が6,500円で500円券が13枚となっている。これを5,000円で販売するのでプレミアム分は1,500円となる。
使用期間は6月11日から11月30日まで。対象者は購入券を使用して購入する方法と一般販売の二つ方法を定めた。購入券による購入は市内の全世帯を対象に市広報の中に折り込んで配布する。1世帯2セットまで購入が可能となる。
また、基準日を5月1日として、高校生までの子どもがいる子育て世帯と在宅寝たきり高齢者等介護手当受給者、特別障害者手当受給者世帯には、さらに追加で2セットまで購入できる「購入券」を対象者に個別に郵送する。
一般販売については、制限はありません。市民以外の方も購入が可能です。
購入券による購入方法は、販売場所に購入券を持参して現金で購入することになる。
また、一般販売の場合は販売場所で購入できます。

【記者】
商品券の発行に伴う期待される効果について聞きたい。
【市長】
中小企業の活性化が必要だと考え、地域経済の早期回復を狙ったもの。

【記者】
消費者にとっても3割増しは魅力だと思うが。
【市長】
プレミアム付商品券ということで消費の活発化もある。特にコロナ禍のなかで中小企業のおかれている立場を十分に考慮した形でやっていきたい。

○その他

【記者】
県立高校再編計画の説明会について、7日に奥州市で開催されました。11日には一関市で開催されるが、市長は出席する予定か。
【市長】
その時間帯は、市外に出張のため出席する予定はない。

【記者】
別の職員が出席し、説明の内容を聞いたうえで市長が県の教育委員会へ提言する検討材料とするのか。
【市長】
そのつもりでいる。

【記者】
提言の時期については、決めているのか。
【市長】
提言内容を項目立てていくことになるので、近い話ではない。県の教育委員会の最終案に対抗するような形に位置付けていない。将来の県南地区の教育をどのようにするのか、地域の考え方について課題がある。両磐地域または奥州を含めての地域と捉えるのか、あるいは宮城県北の地域を含めるのか、最初の根本的なところから考えているので、時期までに時間がかかると思う。

【記者】
県の教育委員会は2021年度以降に最終案の決定を持ち越しているが、いつ決定をするのかを県の教育委員会が内々に考えている時期があると思う。その時期より後に市長から提言されると、県教委としても策定プロセスの関係で自分たちが決定した後に提言されてもということになると思うが、提言する時期の検討材料になるのか。
【市長】
検討する材料になる。県を無視する考えはない。早い方がいいので、頃合いを見計らってやっていきたい。
【記者】
先週公表された車検切れで公用車を7か月運行していた件ですが、気付くタイミングが何度かあったにもかかわらず見過ごされてしまったと思う。あらためて公用車の管理について職員に求めたいことは。
【市長】
数年前にも同じ様なケースがあり、しっかりとした再発防止の対策をとらなければいけないとして、これならば見落としの無い形でチェックしていけるものを作ったが、守られていなかった。情けない。言い表す言葉が見つからない。当たり前のことをやらないのはどうしようもない。誰でもできることを継続してやるだけ。

【記者】
全国でコロナ感染者が増えている状況。先週は奥州市でクラスターが発生した。来週からは一関市でも一般高齢者へのワクチン接種が始まる。市民、医療従事者へどのような注意をもって接種を受けて欲しいかなど市長の決意を聞きたい。
【市長】
市民の皆さんへは、可能な限り安心して接種を受けてもらいたい。今までラジオ市長室でも積極的に接種を受けてもらえるよう呼びかけている。1日も早くより多くの方が接種を受け、接種の割合が少しでも高まることが市全体で見た場合の免疫強化に繋がる。今後も呼びかけていきたい。一関市は集団接種と個別接種を行うが、他の地域と違って面積が広い割には医療機関が少ないので、集団接種をメインにしていかなければ数をこなせない。そのためには医療従事者の先生には集団接種のために交代で会場に足を運んでもらうことになる。自分の医院をやりながらになるので大変なご苦労をおかけすることになる。
集団接種はユード-ムで行うが、今度の土曜日に実際の流れを確認することにしている。集団接種をうまく行えるようにしたい。

 

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閉会 午前11時30

 5月10日 定例記者会見資料 [290KB pdfファイル]