開始時刻 午前11時00分

○市長発表事項

新たな部署の設置及び人事異動について
【市長】
本日、10月25日付けで新たな部署の設置と人事異動の内示を行った。目的は、地域の活力を維持していくためには、女性や若者が活躍できる社会を形成することが不可欠であり、これを推進するための体制を整備しようとするもの。
私自身が女性活躍や若者活躍に関する意見を直接いただく場を設ける。また、いただいた意見等を集約し各部署との連絡調整する組織を設けるもの。
発令日は11月1日。新たな組織は市長公室内に女性活躍推進室と若者活躍推進室を設置する。
事務分掌について、女性活躍推進室は女性の活躍に関する施策の総合企画及び調整並びに推進に関すること。若者活躍推進室は若者の活躍に関する施策の総合企画及び調整並びに推進に関することとした。人事異動内容については、資料のとおり。
もう1点お話しすることがある。道路交通法違反(酒気帯び運転)で市の職員が検挙される事案が発生した。
20歳代の主事級男性職員から酒気帯び運転で検挙されたと申し出があった。現在、本人から聞き取りを行っているが、警察にも確認しているところである。現時点で話せることはこの程度となる。ある程度概要をお知らせする状況になれば、本日中に臨時の記者会見を開催しお伝えしたいと思う。職員の申し出が事実であれば誠に遺憾であり、市民の皆様にお詫びしたい。

 

【記者】
新たな部署の設置と人事異動について、就任してから1か月も経過していない状況で組織の改革に着手されたが、この時期に実施した緊急性と重要性をどのように捉えているか。
また、女性活躍について、性質は違うかもしれないが、まちづくり推進部のいきがいづくり課の所管業務である男女共同参画とどのように違うのか。あるいは女性活躍推進室に業務を移管していくのか聞きたい。
それから、今回の人事異動は今後市長が政策を進めていくための第一歩と捉え、来年度に大規模な組織の見直しがあるのか。
【市長】
緊急性、重要性については、新しい組織を設置したから何かが始まるのではなく、何かをしようと思っているから組織を設置した。
何をしようとしているのかは、女性活躍、若者活躍と思っているのだが、具体的に考えると、いろいろなことが思いつく。
推進室の設置だけではなく、市長と直の女性活躍、若者活躍についての話し合いの場を設けて、懇談をしながら何をやったらいいか考えたい。できれば、来月早々にも懇談の場を設けたい。人口減少を最大の課題と捉えていることから、早く取り掛かりたいと考えている。
急ぐのかということについては、就任式でも話していたが、変えていくために全ての準備を揃える必要はないと考えており、常に変えるという姿勢でいる。
男女共同参画との違いについては、根っこが違うと思う。男女共同参画はそもそも人権に関わることであると考えており、DV、女性の権利や働く女性に関するものと捉えている。一方、女性活躍は人口減少下にあっても地域が元気で伸びていくためには、普通のお母さんが当たり前に活躍できる、がんばれることだと考えている。意味合いが違うことから新たな組織を設置した。
来年度の組織機構改革については、いろいろなことを探っている。実際にある課題や今後予測する課題に対応するために組織があり仕事をする。部等のレベルまでのものも含めてどういった組織が効率的なのか探っているところ。

【記者】
市長が意見等をいただく場を設けることとしているが、具体的に意見交換する場を設けるという考えか。
【市長】
そのとおり。若者活躍や女性活躍をテーマにした意見交換をする場を設け、私から見て、若者活躍を実行していると思う方、女性活躍を体現していると思う方にお越しいただき意見交換をしたい。人数は各4人程度に人選したい。11月の早い時期にも立ち上げたい。

【記者】
酒気帯び運転が発生したのは昨日、今日のことか。
【市長】
ここ数日の話。

【記者】
職員が上司に報告したのか。
【市長】
そのとおり。

【記者】
酒気帯び運転は検問で発覚したのか、事故で発覚したのか。
【市長】
本人からの聞き取りだけでなく、警察からも確認したうえで発表したいと思う。

 

○その他

【記者】
先週金曜日の市議会の行政報告でも話されていたが、総合体育館でのワクチンの集団接種が本日最終日となる。3回目の接種対象が97,000人程度と思われるが、具体的な方法は今後検討されると聞いている。効率的に行うには、集団接種が一番有効だと思う。3回目接種も集団接種会場を設け、個別接種と併用して進める考えはあるのか。
【市長】
具体的な中身については、厚生労働省から通知される内容を想定して組み立てをしている。その内容を行政報告でお話しした。明日、医師会や保健所など医療関係者が参加する地域医療対策会議が開催される。その場で市の考えを示して意見をいただきたいと考えている。

【記者】
所信表明の際に米価下落に対する支援の検討を話されていた。平泉町ではすでに具体的な支援内容を示しているが、一関市ではいつ頃支援の内容を決めて公表するのか。
【市長】
支援の仕方はいろいろある。平泉町の様な直接的なものや県議会で補正予算化した利子補給。どういったものになるのか分からないが、年越し前に米価の下落による影響をできるだけ減らしていく取り組みを検討したい。

以上

 

閉会 午前11時25分

 

定例記者会見資料 [259KB pdfファイル]