開始時刻 午前11時00分

 

○市長発表事項

なし
 

○その他


 

【記者】

今日から5月。

クールビズを境目の期間を設けずに通年で取り組むというふうな方針になったが、通年でネクタイはしなくていいのか、あるいは夏場はしないけども冬場はした方が好ましいのか。

【市長】

社会的にはいろいろなドレスコードがあり、日本の社会は成り立ってきた。今回の方針はCO2削減という観点と働きやすさ、仕事のしやすさから、これまではクールビズ、ウォームビズとしてシーズンを決めていた期間を外したという取り扱いだと理解している。一関市役所という一つの事業所の取り組み。そうは言っても冒頭で言ったように、社会的な一つのルールとしてあるものがあるので、そこはきちんと対応していくことだと思っている。一関市役所という事業所がそういったルールにしたということ。市役所側がホストの時もあれば、ゲストの時もあるので、ゲストとしていろいろなところに行くとき、先方の都合に従うのは当然で、私どもがホストとして、場所が市役所庁舎または違う会場であっても、何かをするときはノーネクタイでいくのか、そうじゃないのかということをはっきりさせて、相手方と違いが無いようにと今朝の内部打ち合わせで話した。 結果として、ネクタイを外すことを1年間通年でするのかどうかとなれば、現象としてはそういったことが出てくると思う。

 

【記者】

技術系の人たちは、スーツではなく作業着の人が多いが、何かルールはあるのか。

【市長】

文字化したものはない。作業着は被服貸与されているもので、貸与された人が現場に行ったり、設計したり、いろいろな業者と打ち合わせすることがあるので、それまでの経験として、今のスタイルが出来上がったと思う。一方で事務職の場合は、窓口業務が多く、いろいろな人との打ち合わせとか会議がある。特に1階は窓口があるので社会的にネクタイをするのがありなので、そういった対応となっていると思う。

 

【記者】

市長としては、クールビズ期間5月から10月はネクタイをしない形になるのか。

【市長】

先ほど話したとおり、ゲストかホストによって使い分けをする。先方にも確認をして対応する。

 

【記者】

先日、ILCの議連の総会が開催され、市長も出席された。議連ではようやく組織人事も固まったが、期待感などを聞きたい。

【市長】

議連の体制は、これまで会長1人だったが、最高顧問、顧問、そして副会長や事務局幹事などが決まった。超党派で執行体制が定まったので、非常にありがたいし、期待をしている。 もう一つは、議連の拡大総会が開催され、1部と2部に分けて基調講演やパネルディスカッションが行われた。 ILCの現状を理解するためには、非常に良い内容だったと思う。 もう一つは、出席の範囲。普通に考えれば、議連の総会なので議連のメンバーだけになると思うが、研究者や文科省の方、実業界の先端加速器科学技術推進協議会の宮永会長も挨拶されていた。さらに地元という意味で、東北ILC推進協の構成員も出席できた。 オープンな格好でやっていただいたと思う。ILCを進めていくためには、今話したような各団体、各主体。それは役所、研究者、経済界、あるいは地元の推進団体であって、そうしたところのエネルギーが欲しいと思っている。そういうものが揃わないと前に進まないので、ああいう枠組みでやっていただいたというところに意味がある。

 

【記者】

地元として期成同盟会を設立したが、議連との連携などは話し合ったのか。

【市長】

当日は議連の先生方はたくさん出席した。一関に来ていただいた塩谷会長も会長としてのあいさつをしていたが、総会の場が終わってから会う時間を設けてもらった。 塩谷会長は、いずれは岸田総理にILCの案件を届けたいという話をされていたし、私どもとしても、官邸にお邪魔して、直接総理にお願いをするというのは一つの節目のことでありますからぜひお願いしますと話をした。 各主体が力を合わせていくことが必要だと思っているし、全員にとってあの日はそういった意味では大きく前進した一日になったと思っている。

 

【記者】

今年から工事が本格化する大東の道の駅について、市内4カ所目になるが、改めてどういう道の駅にしたいか聞きたい。

【市長】

大きなところを話すと、市内にはいくつか道の駅があり、これまで284、342号線など路線ごとに設置されており、今度は343号線となるが、位置づけ、機能、期待されている役割を具体化していくといった延長線上に道の駅があると思う。 そうなると、国道343号線は、笹ノ田トンネルの向こうには陸前高田市の沿岸部があり、内陸の方では一関市を経由すれば奥州市や平泉町がある。 そういった状況の中で道の駅があるということは、地元の農産物などを道の駅で展開できることを意識して、進めていこうと思っている。 また、ロードサイドで物を売るという面がある一方、今回は加えて「防災道の駅」という意味付けもしている。343号線自体が東日本大震災の際に陸前高田市や大船渡市の復旧復興のための重要なルートになった。私どもは、笹ノ田峠は交通の難所だということで、峠の整備要望などを働きかけている。道の駅も、「防災道の駅」というような機能を果たすような役割を持たせていること、国道343号線のルートとしての役割を明確化していくということはあると思っている。

 

【記者】

笹ノ田トンネル整備の調査に係る予算が計上されたこと、ILCの近くに整備されることは、何か戦略的な位置づけがあるのか。

【市長】

「防災道の駅」という機能自体は、道の駅というものがそもそも持っていたロードサイドでの特産品販売からもう一歩発展したもの。 また、省エネの仕様やSDGsも反映した。それから、笹ノ田トンネルを要望していく側の論点の一つに、災害時の緊急ルートというものがある。 要望している側として、道の駅自体に防災機能を持たせるというのはありだと思っている。 ILCとの関連について、議連の拡大総会の中でKEKの機構長が話をしていたが、いろいろなステップを踏んで建設段階まで持っていくと、2030年代になるという話をされたので、今すぐに道の駅の機能とILCの特性の関連はないと思う。地域開発に関係してくるものがあれば、そうしたところとも呼応でできるように道の駅の整備を進めていく視点を持つことは必要だと思う。

 

【記者】

市内4カ所目の道の駅となるが、各道の駅はそれぞれ地域特性を持たせているのか。

【市長】

先ほど説明したが、国道342、284、343号線沿いになるが、一関市は広いので縦軸横軸それぞれ地域特性を持たせてやっている。道の駅で販売するものも差別化して特色を出せると思う。

 

【記者】

TGC teenの市民オーディションが開催された日は出張されていたが、結果を聞いた感想を聞きたい。

【市長】

応募者数が200人ほどで関心の高さを表している。年代や性別の詳細は分からないが、 参加しようと手を挙げるということ自体が素晴らしいと思う。実際に手を挙げるという行為は簡単ではない。自分の中にある一定のエネルギーを持たないといけない。いいことだと思う。 最終的に8人の方が選ばれたが、今後ステージを経験することで、その後どのようにプラスになるか楽しみ。皆さんに終わってから、出演した経験が自分にとってどのようにプラスになったかを聞いてみたいという気はある。

 

【記者】

最終選抜で選ばれた人に聞いたところ、一関を元気にしたいとか来てくれて嬉しいなど地域のためにと言う方が結構いた。 若い人の気持ちを吸い上げる政策が見つかったらいいと思うが、どう思うか。

【市長】

10代の人たちには一関のためにやって欲しいと考えてやっている訳ではなく、自分自身が楽しめればいいと思ってやっている。 ただ、応募してきた皆さんがオーディションの場で、一関のためにと言ったとすれば、それは大変ありがたい話。

 
               

 以上

閉会時刻 午前11時20分