開始時刻 午前11時00分

 

○市長発表事項

なし

 

○その他

【記者】
二点伺う。
一つ目は、先月から公共施設の被害が相次いでいるが、市長として公共施設の被害をどう受け止めているのか。また、市民に改めて呼びかけたいことはあるのか。
二つ目は、先週、TGC teenの推進委員会が開催され、市長から出席者一人一人に対し、また開催するか、または開催しないかを質問し、各委員が答えていたが、市長としてはどのように受け止めたのか。今後の対応について考えを聞きたい。
【市長】
公共施設の被害については、施設を管理している側とすれば、非常に残念で遺憾。
空き校舎の窓ガラスが壊されていたことや市の所管している公共施設の女子トイレの壁に穴があけられたのが続いた。本当に残念であるし、対処をしなくてはいけないと思った。
そして、先週には宮城県栗原市の若柳小学校に軽トラックの侵入があった。これまでのこともあって、市民の方は非常に不安に思っていると思ったので、金曜日に見回りを強化することを市長部局と教育委員会部局で通知をした。また、不審なことを発見した場合の通報などもお願いした。
我々ができることは、見回りをきちんと行うこと。また、施設利用者、学校、こども園などの施設の管理者に注意喚起を促していくことしかない。
TGC teenについて、推進委員会で二つのことが欲しいと思っていると話した。
一つは実施後の検証。それは、私どもとしては初めてづくしだったので、しっかりと検証したいと思った。検証した結果を踏まえて、次にどうするか考えていく。民間が開催しているイベントに行政が絡んだというのは初めて。TGC teenが東北・北海道で開催されるのも初めてだった。
運営会社からは、今回のTGC teenと過去開催を比較すると、時間の長さ、モデルの出演者数など、規模が最大だったと聞いた。
若者世代向けのファッションイベントが一関市で開催されるのは初めてだったので、関連事業費を予算化する時は、事柄のプロモーション上の特性からやむを得ないが、理由は話したが、いつどこで何があるかということを全く説明せずに予算化した。通常は、事業費も大きかったし、企業版ふるさと納税を活用しての開催も初めてだったので、きちんと検証したいと思った。検証先として、運営会社サイドであるW-TOKYO。さらに、推進委員会、出展業者、携わった市職員。
また、来場された方からもいろいろな話はされており、大変好評だった。全体として、評価は随分よかったといただいているが、次どうするかという話になれば、経済効果や当初思っていたワクワク感、女性活性といった面でどうだったかを検討したいと思っていた。
また開催したいと思っても我々の一般財源だけでは何ともならない規模感であることから、スポンサーが絡んでくる。そうした上で判断していくことになると思う。
こういったことを一つ一つ丹念に確認しながら次回に向けての検討を進めたいと思っている。

【記者】
TGC teenの関係です。
昨年の9月議会最終日に予算を提案し、議会の承認を経て事業を行った。例えば、来年も開催するということになれば、予算措置もその時期にやらないと間に合わないと思うが。
【市長】
今回は初めてだったので、運営会社側でもある程度の期間を設けて準備するため、9月議会での予算議決が事業実施の入口として欲しかったと思う。
ただし、今回の開催を経験したことで、彼らとしてもいろいろなものを掴んだと思うので、一関市の開催意思や財源がそろえば、次回に向けての話は、前回ほど時間をかけてやらなくても進められると思う。
今は意見集約を行っている最中で今月中には数字的な結果が出てくると思う。その上で、財源の話を進め、その後どうするのかという最終判断をすることになると思っている。
今回は昨年9月議会で提案したが、また9月をリミットにするかどうかは、運営会社がいつまでに結論を出して欲しいという考えがあると思うので、それを聞かないと駄目だと思っている。

【記者】
市長として継続したいという思いはあるのか。
【市長】
当日は天候にも恵まれ、大きなトラブルもなく開催できた。実際に来てもらった子供さんや若い方たちは喜んでいたので、許されることであれば開催したい。ただし、多額の予算が必要であり、それに対する市民の理解も必要。
議会で予算化を提案した時に議案質疑やその後のやり取りで、次はどうするのかと聞かれた。
二つのことがそろえばやりたいと思っていたと答えた。二つのことというのは、市民の理解と財源。市民の理解はどうなのかを今探っているところ。財源もどうなのかを探っている。両方の要素がそろえば、喜んでもらえるので、また開催したいと思う。


【記者】
主催者の方は続けてやってもいいという話はしているのか。
【市長】
上京することがあり、運営会社に行って話をしてきた。彼らとすれば大変好評であり、運営会社とすれば、成功という評価だった。

【記者】
主催者は全国をローテーションで開催したいという考えなのか。
【市長】
全国からオファーがあるようだ。当日も多くの県や市の方が視察に来ていた。主催者にアプローチをしていたようです。彼らとしても次の展開をそうするのかを探っているようだった。彼らとしては、一関は大成功だったという評価なので、もう1回一関で開催してもいいという気はあるように感じた。

【記者】
公共施設について、何件か被害を受けている。対策として見回りを強化しているが、打てることは限られている。市として市民を安心させるような強いメッセージをいただきたい。
【市長】
不安感、危機感が続いた中で栗原市の学校で事件があったので、金曜日の朝に関係部署を集めて協議した。
私どもとしては、できるだけ不安を取り除くために、市としてきちんと見回りをやっている。また、何かあったらすぐに知らせて欲しいといったところを強化し、それを言葉にして伝えることだと思った。それで金曜日にプレスリリースした。

【記者】
小学校の被害に対する修繕はどのような状況か。なのはなプラザのトイレ被害に関しては、まだ見積もりの段階で修繕がいつになるか分からないと伺っている。
【市長】
穴を埋めたりすることはその都度やっているが、物理的に防げるようにしないといけない。

【記者】
何か不審者の情報は持っていないか。
【市長】
警察でしか分からない。

 

 

 

以上

閉会時刻 午前11時20分